再開

ずいぶん久しぶりにこのブログで文章を書く。
ここ数年はコロナ禍となり、生活様式もだいぶ変わった。自分もアトリエを引っ越したり制作環境が変化してきている。
ここで自分の過去について書いたのが5年前、その後noteで文章に書くようになったのが4年前、そのnoteも2年ほど放置している状況だ。

元々文章を書くことは嫌いではなく、むしろ好きな方だ。しかしそれ以上に私はおしゃべりで話すことが好きだ。
2年前にclubhouseという通話アプリが出たことで、接点の少ない業界の人や友人たちと直接会話でコミュニケーションを取るようになった。作業通話として制作しながら話していると不思議と作業が捗る。私の場合は制作時に音が出ることが少なく、作業通話と親和性が高かった。そして何度も言うが私はおしゃべりだ。

2022年の夏アトリエを引っ越したあたりからまた、もう少し文章を書くことに時間を使いたいと思うようになってきた。
noteは人に読んでもらうことに比重が置かれているため、比較的美術全体の話、特に普段美術と触れたことのない人たちに伝わるように書いているつもりだ。今後も更新頻度は高くないにしても、すこしずつ記事を書いていきたいと思っている。

一方このブログでは、主に個人的なこと、制作に関する考え、昔の作品のことなどを書き記していくつもりだ。人に読ませるというより、自分と向き合い自分のアーカイブを作る意味合いを強く持ちたい。なのでここで書くことは宣伝やシェアなどはせず、淡々と心境や作家業の記録として機能していく予定である。
ありがたいことにぽつりぽつりと取材を受けることもあり、画業全体の記録や考え方を聞かれることが増えてきた。そうなったときにまとまった文章をその都度書くのも大変だし、記憶が混濁してつじつまが合わなくなってくるのも不都合だ。

年齢的なこともあり、自分の作家としての位置や役割みたいなものをより現実的に受け止めるようになってきた。華々しく活躍する先輩や同世代のスターたち、勢いのある若手作家たちに目を細めつつ、私のような作家がいたという記録を世界の片隅に残そうと思う。